ニュージーランド航空の労働組合が12月21日にストライキを計画しているらしい。その日はこの1年で最も忙しい日で、ストライキが行われれば国内、国際線利用者42000人に影響が出るらしい。
俺のフライトは22日だが、21日にストライキが行われれば機材繰りとか数日間影響が残るらしく22日に影響がでるのは必至。
23日の昼までに日本に帰れなければ予約していた鍼灸も受けられなくてこの一年の疲労を抱えたまま年越しだし、元同僚との飲み会にも出られない。飲み会で元上司と10年ぶりに会う予定なんだけどな。ホテルなら2、3日前にキャンセルすればキャンセル料は発生しないけど日本の国内線フライトでは安いチケットを買ったのでキャンセル料がどうやっても発生する。そして代わりのフライトは年末年始で高いし空きがあるかどうかわからない。まあ最悪新幹線で立って帰ればいいので実家に戻れないということはないけど。とりあえずニュージーランド航空従業員の賃上げ要求のために俺は大損をすることになる。
今回ストライキする予定のメンテナンスエンジニアの平均給与が115000ドルでニュージーランドの国内平均給与の倍以上。そのうち170人の給与が150000ドル以上らしい。今回賃上げ以外にも勤続5年ごとに1週間の追加の有給休暇支給とか、勤務場所から500m以内の無料の駐車場なんかも要求しているらしい。高給取りのストライキもここまでくると全く共感できなくて欲深いとまで思ってしまう。CEOが400万ドルの報酬をもらっていてもそれに見合っている仕事をしているのなら何とも思わないのだが。
日本では客を無視したストライキを今やったら叩かれるし、客離れも起こる。日本ではJALとANAがあるけど、ニュージーランドでは全国をカバーしているのはニュージーランド航空だけなので客離れとかは起こらないだろう。日本だと公益事業のストライキには制限があって経済への影響が大きければ国が介入することがあるようで今回のように一年で一番忙しい日を狙ったストライキなんかは起こらないかな。
今日再交渉があるらしいのでとりあえず決裂しないことを祈るしかない。
大学の時にキャンパス内であったバリケードストライキとかは大歓迎だったんだけどね。講義棟が閉鎖されて休講になったし。
コメント