UTMF2019参戦記1:A2麓まで

今回は昨年のSTYと同様、時の栖Hotel Brush Upに前泊。御殿場コシヒカリラガーが1缶ついて1泊朝食付で6000円のUTMF向け料金は安いと思う。ビールもらってすぐ飲みたくなったけど帰りの河口湖駅まで我慢した。バッグに入れておいたけど4月27日の天気では十分冷えていた。

レース当日は5時50分起床。まずはプロトンポンプ阻害薬(PPI)を飲む。胃酸で胃壁が荒れて起こる胃の不調を抑えるにはこれが大事。ガスター10などのH2ブロッカーより強力で長く効く。それでもニュージーランドの医者は1日2回の服用と指示しているのだが。そして前日買っておいた菓子パンを一つ食べた。朝食バイキングが6時45分からなのだが、こどもの国へのバス時間が8時半なので早めに腸を刺激してホテルのトイレですっきりさせる作戦。パンを食べてストレッチしてテーピング巻いて着替えて朝食へ。バイキング形式と言えども今回は軽めに食べた。

そしてバス時間が迫ってきてバスの駐車場まで移動するころになったら土砂降り。傘を持ってきていてよかった。バスに乗る前にトラックに荷物を一つ預けたけど、こどもの国でかなり待つはめになったので預けなければよかった。一番後ろの席に座ったけど座席の後ろに荷物を置くスペースが十分あったし。

こどもの国について荷物を積んだトラックが到着するのをまって、受付済ませて準備開始。時の栖宿泊者専用受付があるから短時間で済んで楽だった。今年の参加賞はTシャツのみで去年みたいに粉飴やトレイルバターはついてなかった。テントが一杯でどこも利用できなかったので生垣あたりに移動して傘さしながらゼッケンつけたりドロップバッグにラベル貼ったり。

実は開始までゆっくりするためにAmazonでこの椅子を買っていた。

去年STYに出たときに地べたに座って尻が湿っていたので敷物か椅子は必要だろうと思っていた。他の人のブログで椅子を持って行って良かったという記事があったので俺も安物を買っていたのだが結局組み立てる気も起きないほど雨が降っていたのでただの重りになっていた。前日から移動で荷物運ぶだけで結構体力使ったから次回は小型のキャリーケースは必須だろう。

今回は前側用ゼッケンにコースプロファイルや距離、関門時間が記載されていて便利だろうと思っていたけど文字が小さすぎて止まってじっくり見ないと見えなくてあまり利用しなかった。あと計測用チップはゼッケン裏に張り付けられていた。去年のSTYでは両足にチップをつけていたはず。

10時前にドロップバッグを預けて一旦トイレへ。仮設トイレとちょっとよさげな車で牽引するタイプのトイレがあって、よさげなトイレのほうが並んでいる人数が少なくて並ぶ時間が短時間で済んだ。10時を過ぎるとトイレの列がどんどん長くなっていたので、スタート前のトイレは10時前が限界だろう。そしてバッグを置いてあるところに戻ってちょっと早めの昼食。ナッツや補給食の一部を食べた。そして11時ちょっと前にバッグを預けに行ったけどなぜか荷物を預けるところにドロップバッグが置いてあったりした。あそこに置かれたドロップバッグはどうなったのだろう?

ゲート前に移動してスタートを待った。真ん中くらいからスタートすればいいかなと思いかなり後方へ移動。

そして12時きっかりにスタート。予定時刻ぴったりのスタートはニュージーランドじゃ有り得ない。

スタートしてもゴールゲートをくぐるまでかなり時間がかかった。2分はかかっただろう。2000人以上がこの狭いゲートめがけて突っ込んでくるからそんなもんか?

最初の1kmは10分かかった。ゲートをくぐるまでの時間と序盤の2kmまでは上り坂なのでスローペースになっていたし。そしてスタートしてすぐに公衆トイレがあったけどそこはかなりの行列ができていた。

スタートしてすぐワラーチ履いている人の後ろになった。この人は天子山中で何度か見かけた。雨の日は濡れた靴とワラーチはどっちがいいのだろう?

そして間もなく渋滞。最初の渋滞は水たまりを避けるための渋滞だった。皆序盤で靴を濡らしたくなかったのだろう。

渋滞してなかなか進まないのでその間に補給をしたりした。今回は6kmに1回とかなりまめに補給をした。

そして粟倉に到着。1時間48分と計画よりは3分遅れ。とりあえずトイレに並びながらチョコボール食べて補給。トイレを済ませて出発したのが1時間53分。元々通過するだけのエイドのつもりだったので実質8分遅れ。エイド物語でみていた限りでは去年の粟倉でトイレを利用する人は少なかったのだが今回は雨で冷えているせいかかなり多かった。立小便も多かったな。

粟倉を出た途端に車通過待ちで混みあっていた。

そしてロードを少し走ってトレイルに入った途端にまた停止。ここはかなりノロノロで30分以上のタイムロスをした。ちょっとした岩越えの区間が原因の渋滞だった。

富士宮に向かう途中は渋滞が何度もあった。そんな中でも列の脇に出て追い抜いていくというツワモノがいた。罵声と怒号が飛び交ったりしていたけどそういうのをやっているのはほとんど海外から来た人。オイっとかコラっとか日本語で注意してる人もいたけど通じるわけもなく、英語で注意してる人もいたけど使うべき単語が違っていたし、そもそも脇にそれて抜いていった人たちが英語が使える人たちかどうかもわからなかった。

そして予定より56分遅れでA1富士宮到着。7kmを1時間43分という徒歩ペース。スタート前にグリコのCCDを溶かした飲料をフラスクにいれてザックの中に0.5L、フロントポケットに0.5Lいれて、もう片方のポケットには電解質の粉だけいれたフラスクをいれていたけどA1でそれに水を補充。トータル1.5Lで天子越えには十分な量。一つのフラスクに水を入れてなかったのは軽量化して少しでも体力を温存するため。そしてここまでフラスクの1Lには手を付けずに200mlのペットボトルに水をいれて補給していた。スペシャルドリンクは天子山中だけで使いたかったし。

UTMF用スペシャルドリンク
最近はレース中の飲み物研究もしていた。ここのところレース中の疲労はただのエネルギー不足なんじゃないかと思っていて飲み物でも絶えずエネルギー補給する必要を感じてい...

ここではクリームパン一つとバナナの切れ端を食べてトイレに寄ってエイドアウト。滞在時間3分30秒。

富士宮からは天子山中までは渋滞はなかった。途中傘を差しながら走っているランナーもいた。中国っぽい名前の人だったけど、モンベルでトレッキングアンブレラとか売っているくらいだし、スローなレースで雨天ならこういう選択肢もありなんじゃないかなと思った。

そしてスタートから4時間半で天子の入り口に到着。雨は降っていたけど去年みたいに泥と水たまりを避けながら走る必要はなかった。

天子での補給食は今回から初投入のピーナッツホイップ。某バターの格安代替品。キャップを開けて絞るだけだったので補給が楽だった。

1時間15分で天子山頂に到着。登りは止まることはなかったけどそれなり混んでいてスローペースだった。ここでフラスク一つが空っぽになったのでザックの中の一つと交換。ついでにヘッドライトも装着。

そして23分後に長者ケ岳。去年はここまで40、50分かかったと思ったけど、今回はハイペースで全然疲労感もなく楽々これた。

ところどころ混んでいたけどトレイルの幅が広くて抜けるところはとにかく抜いて先を急いだ。鉄塔を過ぎてそのうちかなりの渋滞にハマった。長者ケ岳を出て1時間15分ほど。熊森山手前の急登での渋滞と思われる。ここでは急な登りでゆっくり登れば体力使わなくて済むだろうと割り切って渋滞に付き合った。去年はロープを使わないと登っていけない状態だったけど、今回は泥で滑ろうがロープ無しでも余裕で登っていけた。ロープを使えるところは体力温存するために使ったけど、俺の前の数人も余裕だったのかロープ無しで登って行っててロープを使うに使えない状況もあったし。

そして熊森山山頂に到着。ここは写真だけとって通過。

熊森山からの下りは予想通り渋滞。皆順番に降りていくならまだいいけど途中から我慢できなくなった人たちがあちこち通りながら降りてきてカオスだった。そういう人たちがいるとノーマルルートにいる人も動くに動けなくなる。俺は渋滞の超スローペースのおかげで急な下りで大腿四頭筋を使うことはほとんどなかった。そしてロードに出たけど霧雨でヘッドライトが役に立たず視界も目の前しかないレベル。それでもとにかく攻めた。ガードレールに沿って走っていれば崖から落ちることはないだろうと思っていた。とにかく止まらず走り続けてどんどん他のランナーを抜いていった。

予定より40分遅れで麓に到着。時間は予定より40分遅れでも渋滞にハマった天子超えで16分挽回したらしい。富士宮から6時間もかかってなかったので熊森山前後の渋滞以外はかなりハイペースだったようだ。ここではまず水分をフラスクに補充してすぐに焼きそばをもらいにいった。

焼きそばを食べて、補給食のごみを捨てて空いているベンチを見つけてザックをおろした。ザックの後ろ側に入っている補給食の袋を取り出してフロントポケットとベルトに補充。そしてマグネシウムローションを脚に塗った。そしてザックを背負ってトイレへ。トイレを済ませた後はバケツが置いてあるところで念入りに泥だらけの手を洗わせてもらった。そして餅を一つ食べてコーヒーをカップの1/3だけもらって飲んで出発。A2麓での滞在時間は13分で予定の15分より短縮。

順位はざっくり粟倉1700、富士宮Out1550、麓In1100、麓Out900。麓についたときは既に大量のランナーがいてかなり下位だなと思ったけど必要最低限で済ませたら一気に順位が上がってた。去年のSTYの時は既に脚が終わってたけど今回は全然疲れてなかったので休憩を長々ととる必要がなかった。

~つづく~

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