UTMFは今年が最初で最後と思っていたけど100マイルを完走できなかったのでまたいつか再挑戦するつもり。その時に備えて今回レース中に必要と思った対策を記録しておきたいと思う。というか今後TDSを含めた他のレースに挑む場合にも必要かな。
・カラーフィルター
LEDLENSERのH8Rをメインヘッドライトとして使っていたけど今回は霧雨で強力な白色光が災いして視界を遮る結果になった。目の前で雨に光が反射してウザいのもあったし、遠くも近くも濃い霧の中では無力に近かった。熊森山を下った後のロードはしばらく視界がほとんどない状態だったといっていい。それでもガードレールを頼りに攻めてはいたけど危険だった。黄色のカラーフィルターを使えば霧には有効というのはわかっていたけど、カラーフィルターは必要ないといった記事を読んでケチなおっさんは買わない理由にしてしまった。ダイソーで売っているライトからキャップをとってフィルムを張り付けてH8Rに装着するというのもあるらしいけど、ここはケチらず純正のカラーフィルターを注文しておいた。車での経験上、色温度低めの黄色のライトは雪道でも有効だし。
・レインジャケットの撥水加工、交換
今回はスタート前の雨が降っている時にレインジャケットを着て、スタート前に雨があがった後に畳んでザックに入れた。そして忍野のエイドで使おうかどうか迷ったときに湿っていて嫌で使わなかった。精進湖のドロップバッグにゴアテックス製の別のレインジャケットを入れていたのでそれに交換していれば多分忍野で迷わずレインジャケットを着て山中湖についた時点であれほどびしょぬれになることはなかっただろう。なぜ精進湖エイドで交換しなかったのかはよくわからない。疲れで判断力が鈍っていたのだろうか？予備があったらドロップバッグで絶対交換したほうがいい。あと長年使いこんでいるのだと撥水性が落ちていているので事前に撥水性を上げるようにしておいたほうがいい。撥水がよければ俺のジャケットは湿ってることもなかったはず。
・レインパンツ
最も使う機会がないギアの一つだと思っていたけど今回必要性を感じた。雨の降り方と気温の両方みながら着るかどうか判断したほうがいい。俺の場合、ゲイターと太ももサポーターをつけているから防寒対策はこれで十分と思ったけど、今回はそれらが雨で濡れて、パンツもずぶぬれ。さらに気温も下がってきららのエイドで短時間では乾く状態ではなかった。今まで問題が無くてもそれはきっと厳しい条件にさらされてなかったと考えたほうがいい。
・替えのシューズ
精進湖エイドでは靴下交換のみだったけどあの時シューズも交換していれば快適だったろう。精進湖エイド以降では土砂降りでもない限りはしばらく靴が濡れる環境は少なかったと思う。
・テムレス
忍野から山中湖に向かう際に半手袋からテムレスに交換したのだが、中に水が浸入しないように何かしら対策しておく必要があると感じた。山中湖につく頃には中に水が溜まっていた。ウインドジャケットの袖口を被せるように装着していたのだがそれでは不十分だった。あと雨が降っている天子では泥坂で木を掴みながら下ることがあるので何かしら手の保護が必要で、テムレスのような濡れない手袋のほうがよい。
・SUUNTO9設定
今回はGPS精度をBestからGoodにしてディスプレイが10秒間だけ表示される設定にしてバッテリーが100時間以上もつ設定にしたけどGPS精度がGoodではリアルタイムでのペースが分からなくなるのでこれは失敗だった。バッテリー残量が低くなると途中で切り替えられるらしいのでスタート時はBest設定がいいだろう。あとバッテリー予測時間が100時間以上だったけど26時間で40％以上消費していたので気温次第で変わることも考慮が必要。
・腹のガス
玉ねぎとかオリゴ糖が多く含まれている食べ物を食べて走ると腹にガスが溜まりやすいというのは経験していて、レース数日前から玉ねぎ抜きをしていた。でも今回も結構不快なレベルでガスが溜まった。経験上ガスをためた状態が続くと腹が下る。今回は勝山手前からトイレを見かけるたびに駆け込む状態に陥って結構キツかった。今後のためにガスピタンaでも試してみようかと思う。
色々考えるとドロップバッグエイドでザック丸ごと交換というの一番手っ取り早いなと思った。ゼッケンの付け替えが必要になるけどそれは大した時間ではない。
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