チェックポイント3を出るとすぐに登り。コース最高点のRose Saddleへの登り。コース最高点と主催者は言っていたけど、表示では一つ目の山のほうが高かった。
チェックポイント3を出てしばらく登った後にマグネシウムオイルを塗ってないことに気付いたので立ち止まってオイルを太腿、ふくらはぎに擦り込んだ。大量の飲み食いとオイルの効果が後から出てくればいいのだが。
目の前に立ちはだかる山の高さに気が遠くなったのだが残念ながらこの写真では伝わらない。
ある程度登ったところで振り返って写真撮影。天気が良くて景色がいいのだがこれだと暑くて辛い。クイーンズタウン、ワナカといったあたりの山は樹木がほとんどなくて日陰がないから太陽が出ているとすぐに暑くなる。
チェックポイント3から約50分、500m登って最後の頂上に到達。後は下るだけで辛くないはずと思ったら最初の1kmくらいは走りやすい下りだったけど後は急斜面。今までこんな辛い下りのコースは多分経験したことがない。
川が見えてきた。出走前のブリーフィングでは川まで降りたら後は川沿いを下っていくだけだと説明していたのであと少しの辛抱だと思って苦しみながら下った。
そして川まで降りてきたら川の中を進むコースと川の上の山を進む分岐点があった。もう登る気はしない。
川沿いを走るのだと思っていたけどしばらく川の中を進む。
残り20kmだと靴が濡れたらマメができるだろうなと思って嫌だったけど、靴が乾く暇がないくらい渡河地点多数。ゴールまで何回川に入ったか分からないけど他のランナー達の話では40-50回以上らしい。足はふやけてしまっていたけどマメはできていなかった。
36kmくらいにあったチェックポイント4に到着して水を補給したり、ジャガイモ食べたり。ただ、ここにはサンドフライが大量にいてかなりやられて痒い思いをしながら残りを走るはめに。
チェックポイント4を過ぎてもしばらく川に入ったり出たりの繰り返し。そしてやっと走れるコースに。ゴール6km手前くらいからMTBレースとコースが一緒になったけど危ないと感じることはなかった。その時間にそのあたりにいる人はスピードを出さない人達だった。
走れるコースになってきたのもあったけど脚の疲労感が減ってきていたのでどんどんスピードアップ。川に入ってアイシングの効果でもあったのか?30kmくらいの川に入り始めた付近で置いてけぼりになっていたのだが、脚を止めることなく走り続けて、だいぶ前に自分を追い越していった人たちを追い越した。10人以上は追い越しただろう。後からペースを確認するとなんだかんだで10kmくらいはスパートしていたようだ。51kmくらいでかなりスピード落ちてるけどここは渡河地点が多くてさらに腰まで浸かるような深さのところでかなりスピードが落ちた。
そしてゴール。目標には1時間近く及ばなかったけど最後のロングスパートに満足。ゴールしてビールの引換券もらったからすぐにビールのところに直行して喉を潤した。
ゴール地点はとにかく賑やかだった。MTBの出場者とその家族なんだろう。そんな中でぼっちビールもちょっと悲しかった。
宿に帰ってきたら他の部屋のMTBレース出場者達は既に飲み会を始めていた。
レース前は前の1ヶ月のトレーニングで50kmなんて簡単だと思っていたけど、ふたを開けてみれば25kmで5時間半くらいと今までにないスローペースで、もう脚の自由もきかない状態になった。ただ後半は回復してきて10kmのロングスパートをできるくらいになってたけど、トレーニングでこの粘りが出たものだと思いたい。
タイム的には不本意だったし、景色がいいコースだったのでまたチャレンジしてみたいと思う。来年は別のレースの直前になってしまうから、再来年だろうか?その時には土曜にUltra Run、日曜にOff-road Marathonと2レースを走りたいと思う。


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