Kepler Challenge 2019完走記

今年のKepler Challengeはコースのコンディションや天気予報の問題でコース変更になった。

ショックなコース変更
何とこの土曜日のKepler Challengeはコースを大幅に変更して開催することになったらしい。昨日の夜にメールが来ていたのだが旅行準備中で中身はすぐに読ま...

公式のエイド間の距離で計算すると距離は58km程度だったけどレース後の新聞記事などで確認すると54kmだったようである。SUUNTO9の記録では56kmだった。レース開始時間も6時から7時に変更された。Luxmore Gruntとの開始時間の間隔を広げるという意味では6時開始でいいんじゃないかと思っていたけど序盤はかなり暗かったので悪天候で暗くなることを想定しての時間変更だったのだろう。

当日は3時50分に起床して準備を進めていたが、時々雷鳴が鳴り響いていて憂鬱だった。レース序盤でもたまにゴロゴロいっていた。当日は日本から参加された方のご厚意でレンタカーでスタート地点まで連れて行ってもらい、受付後も車の中で待機させてもらった。かなり冷えていたし、俺のバーサライトジャケットは既に浸みてきていたから雨天で外にいたら相当体が冷えていただろう。今回は山岳区間が少ないからトレントフライヤーではなくてバーサライトでいいやと思って変えたのが裏目。今年のUTMFのスタート前を思い出した。やっぱりゴアテックスだよな。

スタートして5kmほどは平地だが、その途中で水没エリアがあった。予めアナウンスがあったから特に驚きはなかった。登り区間に入って走ったり歩いたりの繰り返しだったのだが、歩いている時に近くを走っていたランナーになぜか心配されたのでずっと走り続けることに。心拍数もそれほど上がってなかったので何とかなると思った。

もうすぐ森林限界だなと思っていたらトップが戻ってきた。まさか森林限界前ですれ違うことになるとは。その時はまだ1時間20分。

森林限界を超えて風も強くなって冷えてきた。

雨のわりには思ったよりも風景は見えた。

次々と折り返してくるランナーとすれ違った。みんな速すぎ。

折り返してきた最初の女子は今年のOCC8位のNancy Jiangで、2人目がKepler Challengeで過去5回優勝のRuby Muir。膝の手術後の復帰戦だったがまずまずの滑り出し。3位がCaitlin Fielderで今年のOCC6位。振り返ってみるとRuth Croftを筆頭にOCCの女子上位者にニュージーランド勢が多かった。

Luxmore Hutには1時間30分ほどで到着したけど今回はギアチェックがなかった。そこでオレンジ切ったのを何個か食べて出発。下りなのでガンガンとばしていきたいところだったけど後続の登ってくるランナーとのすれ違いに気を使う必要もあったし、路面の状態もよくなかったのでそれほどスピードは出せなかった。長い下りを終えて再度水没エリアへ。行く方向がよく分からず、湖側の深いほうに行ってしまって、この辺に待機していたカメラマンにそっちじゃないぞと言われた。

この水没エリアにはトイレがあってそれも水没していたのでこの水の大腸菌レベルはすごいだろうなとか思いつつ水の中を進んだ。

そしてコントロールゲート近くのエイドに到着。オレンジとエナジーバーをつまんでスタート。そしてちょっと進むと前半の水没エリアとは比べものにならないほどコースのあちこちが川から溢れた水で水没。2.4km先のエイドまで何度も水没エリアが出現した。場所によっては腰高の水位。下がよく見えないから脇の溝にハマるとさらに深かった。エイド近くにきたらSWIM BETWEEN FLAGSとか書いてあるし。

水はかなり冷たかったので最初は脚が冷えて痛みも抑えられていたのだが何度も水に入るうちにに感覚がなくなっていた。

コントロールゲートから約10km地点のRainbow Reachにつく前にトップランナーとすれ違ったような気がするのだが54kmのコースで既に20kmも大差ついてるのも信じられなかった。Rainbow Reachのエイドからちょっとキツめの登りがあって、登り切ってしばらく進むとまた次々と折り返してくるランナーとすれ違った。女子の1位はRuby MuirになっていてNancy Jiangは3位まで落ちていた。

所々、走って登るにはつらい坂があったのでそこで歩きながらレインジャケットを脱いだ。タイミングとしてちょうどよかったと思う。そしてコントロールゲートから15kmの折り返し地点に到着。ここでもオレンジをつまむ程度。フラスクには十分水が残っていたので補給はしなかった。54kmで水1Lで済むほど今回は汗をかかなかった。この折り返しから今年の成長を見るにはいい区間だと思っていた。ここからのタイムなら今までのKepler Challengeの結果と比べられるし、来年以降通常コースで7時間切りをできるかどうかの目安になる。そしてRainbow Reachからゴールまでの結果は過去最高。ほんの数分だけど泥だらけで水没したコースを走っているのでコース状態さえよければもっといいタイムはだせたはず。

最後の水没エリアを過ぎるころには歩いているランナーが多数いた。脚が冷えすぎて走れなくなっていたのかもしれない。俺は逆に調子がよくなっていて水没エリア終わった後の1km以上ずっと走り続けてゴール。ビールもらったらショックなことに温かった。2年前と同じじゃん。脚は冷え冷えなのに。

ゴールした時にはスタート前とは全然違う天気。

この後バスに乗って宿に戻ってまずはシャワー。そして菓子を食いまくって腹を満たしていつも通りThe Mooseへ。スポンサーの一つで無料ビールを1杯飲める。

ただ今年から選択肢が一つだけで低糖質ビールだけしか飲めなかった。

今回はコース変更を聞いて最初はがっかりしたけど、32年の歴史で3回目という稀なケースだし、泥や水没でいつもとは違うコースでいい体験をした気がする。翌日の表彰式で来年の日程も発表されていたけど、今年同様抽選に当たらないとチャレンジできない。

ニュースサイトを見ると今年の模様が動画で確認できる。

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Kepler Challenge 2019参加費用
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