前半の記事はこちら。
細かい尖った石が多い斜面をひたすら登る。尾根のような感じで両脇が崖でちょっと怖い。そんな中、3人の子供を含めた5人家族が下りてきた。一番小さい子供で6歳前後でよくこんなところまで来ているなと思った。しかもこの先どこまで歩くのか?山小屋は途中2か所あるけどゴールまでは30kmほど。
ちょっと平になったところで後ろを振り返って写真撮影。
200mほど登ってエメラルドレイクの脇に到着。
こっちの方向はTongariro Alpine Crossingの行先。
俺が行くのはこの登り。砂地の急な登りで多くの人が苦戦して降りてくるところ。途中の道は狭いし逆走していくのは俺だけでRed Craterまで登っていけるのかなと不安になった。
登る前に補給食をしっかりとって水分もしっかりとった。そして序盤の細道に人が少なくなったところを狙って一気にダッシュ。細道を抜けるとそれなり広い坂だったので降りてくる人を避けながら登るのにそれほど苦労はしなかった。
そして途中で振り返るとエメラルドレイクがいい感じで見えるポイントだった。
そしてエメラルドレイクのあたりから200m登ってコース最高点のRed Craterに到着。
ここまで来たら後は下るだけ。ナウルホエの方向に向かって走り出す。
ただ、下りが滑りやすくてSouth Craterに降りていくのにちょっと苦労した。
そして下まで降りて平地になったので一気に走り出した。ところが途中で呼び止められて、何か探してるのか?カメラ落とさなかった?とか聞かれた。何か落として急いで戻る人に見えたらしい。まあ、走ってるのなんて俺しかいなかったもんな。
そしてSouth Craterの端まで来たらなんとトイレがあった。1年半前に来たときはこんなのは無かったような気が、というか天候悪すぎて何も見えなかったのだが。
ナウルホエは雲がかかっていた。以前にこの山頂は信仰の対象なのでこの山への登山は控えるようにとレンジャーが登山者に言っているという記事を読んだのだが、今回通った時には登山している人が見えた。周囲にレンジャーらしい人はいなかったし。まあニュージーランド航空のFacebookで観光客が撮った動画を公開してたときにこの山の上で撮影したシーンがあったのでそんなに厳しい規制はしていないのだろう。
ひたすら下ってコースのほぼ下部までやってきた。
Tongariro Alpine Crossingのスタート地点近くにある山小屋への分岐点。俺の場合は駐車場方面に向かう。
そしてちょっと走ってすぐにTongariro Alpine CrossingとTongariro Northern Circuitの分岐点に到着。ファカパパビレッジまで8kmくらいだと思っていたけど9kmの表示。
思ったよりも悪路で苦戦したけどシャトートンガリロが見えてきて一気に気持ちが回復。
橋を渡ってここまでくれば後2km。
そしてゴールに到着。出発地点よりはシャトートンガリロ側に近いところに出る。さっきの分岐点をTaranaki Falls側に進めば出発地点に出る。
全体的に時計回りより今回の反時計回りのほうがキツく感じた。特に最後の9kmは結構つらかった。途中座れるところがあって、そこに座って尻のストレッチをしたりした。それでも46kmを6時間35分ほどで走破。移動時間は6時間9分なので大半は動き続けていたことになる。
しかし、よくこんなの走ったなと我ながら感心する。
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