結果と反省

土曜日はトレーニングがてらレースに参加。ハミルトンから100kmほどの所で車で1時間半だけど今回は前泊。2年前に同じレースに参加した時は当日朝に現地入りしたけどきつかったので今回はやめた。

ハミルトンよりさらに田舎で何もないところ。金曜の夜は閑散としていたのだが、寝てみると宿前のトラックの往来が結構多くて騒音で何度も起こされた。しかも宿の駐車場に鶏小屋があって3時台から鶏が鳴いていた。宿自体はそこそこキレイで悪くなかったけど睡眠という点では俺には厳しかった。

最近ニュージーランドのトレランイベントは人気がかなりあって20km程度のものだったら売り切れになる。今回は全距離カテゴリで売り切れ。まさか42kmも全て埋まるとは思わなかった。

42kmのレーススタートは7時半で俺は準備万端。2年前は40人ほどのレースで9位だったけど今回は5位を目指すために最前列からスタート。目標タイムは4時間半。

スタートしてしばらくは6位前後で走っていたけど登りに入った時点で前のほうが落ちてきたので気づけば4位。3位もちらほら見える距離だった。今回はコースが以前と変わっていて渡河が4回あるとは知らず、靴はずっと濡れたまま。靴濡れの影響はそれほど感じずしばらく快調。8kmくらいでは写真が撮れるくらい余裕だった。3位も視界に入っていたしそのうち追いつけるかも、とも思っていた。

ただ15km付近で状況が一変。下りで木の根に足を引っかけて転びそうになったら両ふくらはぎが攣った。かなりひどくて減速したけど何とか踏ん張って止まらず進み続けた。結構暑かったのにもかかわらずファイントラックのパワーメッシュを下に着ていてかなり汗をかいてしまっていたので脱水が進んで攣り易い状況になっていたのだろう。あとは渡河地点でふくらはぎが冷えてさらに悪くなっていた。

コースの南側のループを終えてスタート地点にあるエイドに戻ってきてそこで多めに時間をとってフラスクにスポーツ飲料を補給したり、両脚に脚攣り対策クリームを塗って、オレンジ2切れ食べて再スタート。結構時間を使っていたけど後続には抜かれなかった。

今度は北側ループへ。しばらくいくと洞窟というかトンネルがあるのだがそこの入り口で頭を天井に強打。コブができた。あとトンネルの中は短い距離のカテゴリのランナーであふれていてなかなか進めず大幅減速。トンネル出た後に後続に抜かれてしまった。

26km地点から500mを8kmくらいで登るようになっていて当初の計画ではそこは走って登るつもりだったのだが両太ももの痛みが酷くて思うように動かずずっと歩き。色々な距離のランナーが入り乱れていたけど42kmのトップ10クラスだと速いので抜かれるとすぐに分かった。俺もただ抜かれるだけは嫌だったので所々は走ったけど8km中1kmくらいしか走れなかった。

そして残り4kmくらいであとはほぼ下りという場面で一気にスピードアップしたのだが途中の急な坂で大転倒。右肩を強打して転んだ衝撃で両脚をまた攣った。しばらく立てずにしゃがんだ状態だったのがこれで太ももがストレッチされて良くなかったようで太ももが痛くてしばらく走れなかった。それでも何とか下って残り1kmの平地は気力で走り続けて何とかゴール。

結果は11位、タイムは5時間20分ほど。どっちも目標には届かなかった。参加人数が倍になってレベルが上がっていると上位に食い込むのは難しかった。あと1位のタイムは4時間47分だったので4時間半という目標が元々無理だったようだ。StravaのFlybysから上位者の日々のアクティビティを追ってみたけど普段からキロ4分くらいで走るような人たちばかりだったのでレベルが低いというわけでもなかった。

42kmで累積標高差が1500m程度で日々の登りトレーニングから考えたら大したコースではないと思っていたのだが失速して納得できるレース運びはできなかった。パワーメッシュを着ていて体に熱がこもって汗をかきやすかったのがまず問題だったろう。あとは体重。スタート時は多分64kgくらいはあったと思う。どんなに重くてもそれ以前のレースでは62kgで抑えていたのだが元には戻せなかった。そしてその体重にしてはペースが速くて消耗したんじゃなかろうかと考えている。Kepler Challengeまで3週間を切ったけど何とか2kgくらいは落として当日を迎えたいと思う。あとは天気を入念にチェックしてアンダーを着るかどうかもしっかり考えないといけないだろう。Kepler Challengeは前半は山の上で体が冷えるけど後半は下界の森林内なので暑くなる。

課題は他にも色々とあるけど体重をしっかり落として今年最後のレースに臨みたいと思う。

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