ポストロックダウン:厳しそうなニュージーランドの雇用環境

昨日オークランド領事館から来たメールにニュージーランドの失業率が今の4%から10%くらいまで上昇する予測があると書いてあった。他に領事館からのメールには今後の雇用問題への対応のアドバイスもあった。それで調べて見ると7₋10%くらいは当たり前で、ロックダウンの影響次第では26%まで上昇するかもしれないという予測もあった。印象としては驚きというよりはあり得るだろうなと思った。

今のところニュージーランド国内の感染が抑制されただけで国外では収まってないから入国制限は続けないといけなくて、主要な観光、留学産業も回復の見通したってない。3月中旬にクイーンズタウン行った時ですら観光地としては悲惨な状況だったけど、その後のロックダウンでどうなったのか想像がつく。ロトルアは2月に行った時は中国からの入国制限くらいで大きな影響は出ていなかったけど今ではレインボースプリングスやスカイラン等々の観光スポットでも大幅人員整理の話があるようだ。既に解雇された人がスーパーなどの小売業の募集に殺到しているという話もあるし。

うちの会社は今年の初頭まで人を増やした場合の場所が足りないからどうしようかと考えていて、3月でも10人程度の募集をかけていたはずなのだが、今は採用ゼロで既に人員削減の話も出てきたようである。

ニュージーランド政府はロックダウンでの休業補償を手厚く出したけど、これから失業者が増えればその手当も出さないといけないし、会社の業績が悪くなって失業者が増えれば税収も減るし財政は悪化する一方。ニュージーランドドルが相当安くなる可能性もあるかな。ただ、他の国も似たような状況なので市場から相対的にどう見られるかということになる。

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