The Ultra Easy完走記5:ゴール

今回はゴールまで30kmほどの話。ただ、暴風に遭遇して半分以上は写真を撮る余裕がなかった。

補給を済ませて、脚にアルニカクリーム、マグネシウムオイルを塗ってSnow Farm Lodgeのチェックポイントを後にした。ここは女性1名、犬1匹しかいなかったけどこのレースではだいたい1、2人と犬1匹というエイドが多かった気がする。

所々こんな表示があったのだが、ノルディックスキーやバイアスロンとかやるコースっぽかった。エイドからしばらくは心地よい下り坂。だいぶ行った後にそういえばパイが出るエイドのはずだったのにもらって食べるの忘れてしまったなと後悔。途中でPhoto4Saleの撮影者がいたのでカメラの前ではしっかり走った。

3、4km下った後はまた登り。そろそろ荒涼とした風景にも飽きてきた。

チェックポイントの後はゴールまでずっと下りだと思っていたけどチェックポイントでの標高が1600mで最高点が2000m近くであることを考えるともう一度大きな登りがある。俺の工程表のペースではその登りが考慮されていなかった。

そして80kmを超えたあたりでかなり風が強くなってきた。84kmくらいで前を行っているランナーが止まってジャケットを着ていた。前のランナーは60km地点で足を引きずりながら走っていた人。登りで遅くなってまた追いついたようだ。俺はちょっと寒いくらいがちょうどいいと思ってジャケットは着ずに進み続けたけど風がさらに強くなりまともに立っていられないレベル。体感気温が一気下がってきたので85km地点でジャケットを取り出した。取り出しやすさを考えて詰めてなかったから探すのに手間取った。ジャケットを取り出したものの風が強すぎて袖を通すのがやっと。チャックを締めたくても風にあおられてもう一端を手に取れなかった。でも袖を入れただけでかなり楽になったので、そのまま数km先にあるエイドまで行くことにした。

そして先に進むと大きく下った後にまた大きな登りがあるところだった。その辺の日陰にはレース2日前に降ったという雪が残っていた。写真でも撮ろうかと思ったけどトレッキングポールが風であおられ、体も飛ばされそうなくらい風が強くてそんな余裕はなかった。途中逆行してくる人がいたけどレース参加者ではなくて趣味で走っている人っぽかった。何もこんな天気の中を来なくてもいいのに。そして大きく下ってまた登った後にエイドの車が見えた。とりあえずそこに駆け込んだ。俺が駆け込む前に中国人カップルと思われる人たちが車から離れていったけどどうみてもランナーという格好ではなかった。ただの観光で頂上に来たっぽい。エイドは老夫婦2人でやっててまずは番号チェック。そして手伝ってもらってジャケットのチャックの一端を見つけてもらった。車の中に入って整えろと言われてドアを開けたらそこにはボーダーコリーが乗っていた。ボーダーコリーは車から降りてきて暴風関係なく動き回っていた。車の中にずっといて飽きていたのだろう。俺はとりあえずチャックを締められて十分だったのでエイドを後にしようとしたら何か食べるかと言われてケーキを一切れもらった。それが今回のレースで最後の補給。残り20kmは何も食べずに動き続けた。

エイドはコース最高点だったのでとにかく早く下って風が弱くなるところまで行こうと走り始めた。その時点では寒さが脚の痛みに勝っていたので、かなりの疲労にもかかわらず走り続けられた。途中中国人カップルを追い越したけど軽装でジャケットも来てなかった。さっきの車からもらったものと思われるサバイバルブランケットを二人で羽織っていた。どうしてこんな高いところに軽装できたのだろうか?サバイバルブランケット無しだと多分アウトだったろうな。その先行くと大きな4駆が停まっていて人が乗っていた。きっと中国人カップルを乗せてきた車なのかも?

標高で1500mくらいまで下ってきても風は弱くならず体があおられっぱなし。さすがにそれまでの疲労と風で体力削られてほぼ歩きになっていた。止まったところで何の解決にならないので進み続けるしかない。そして1400mくらまで来たら風もかなり弱まった。そして虹が見えて何とか生き永らえたなと思った。写真をよく見ると副虹も見えている。

そのあとに一度ちょっとした登りはあったものの基本は下り。エイドがもう一つあったけど無人で水タンクとTim Tamというチョコ菓子が一袋置いてあるだけの簡素なもの。記念にその写真でも撮っておこうかという気力もおきなかった。

あとはずっと下りでちょっと急なところがあったり悪路だったりと楽なところはなかった。途中からウサギの糞だらけでうんざりしてきたし。ゴール手前3kmのところで女性が立っていたけど応援で仲間を待っている感じだった。さらに1kmくらい進むと男の人がいて後は平地しかないぞといっていた。そしてラストスパートをかけた。かなりスピードを出していたのだが、後から来るランナーの足音が聞こえていた。さっきの男女も一緒だった。同じ人を待っていたようだ。そして間もなく追い越された。よく見てみるとリレー参加者。疲労のレベルからいったら俺がその人についていくのは無謀だなと思いペースダウン。そして時計を見ると18時間切りが不可能だったので歩きに切り替えた。

てくてくと歩いているとさっきの男の人が待っていて最後は走っていくぞと言われ多分その日の最高ペースで300mくらい走り続けた。そしてゴール。タイムは18時間ちょっと。ゴールにつくと椅子が用意されてそこに座った。そしてビールとコーラどっちがいいかと聞かれてコーラを選択。その後に車の運転もあるし。ゴールの表側にいって写真撮る気力もなくて椅子に座りながら裏側からゲートの写真を撮った。

この後出来立てのピザをもらって腹を満たして宿に帰った。かなりの疲労なのによく運転できたもんだなと我ながら感心する。

 

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