オークランドマラソン完走記2-3:15ペーサーに感謝

スタートまでの記事はこちら。

オークランドマラソン完走記1-スタート
今朝の安静時の心拍数は41。なぜか昨日の朝より下がっている。最近レース後に下がるという不思議な現象。筋肉痛は酷くはなくて普通に歩けるので今日予定している肉体労働...

スタート直後の天気は小雨。靴が濡れない程度で体温も上がらずちょうどよかった。日の出前で小雨の天気だったのでまだ薄暗い状態でサングラスはなくて正解だった。あの天気だとサングラスはしばらくお荷物だった。スタートして最初はなかなか前に進めず人をよけながら走った。3kmまでにはだいぶばらけてペース毎に集団ができていた。

3km過ぎくらいで全身Nike女子と並んで走っていたのだが、腿上げしてるような走り方で足音がうるさくてこっちのペースが狂うのでちょっとペースを落として距離をあけた。どうやってもあの走り方で42kmは厳しくないかなと思ったのだが30km過ぎで追い越した。その時はフォームも小さくなって足音が静かになっていた。最初からその走り方のほうがよかっただろうに。

途中アップダウンがあったけど特にキツいと感じるところもなく9km過ぎたあたりでハイウェイに入った。晴れてきていたもののハイウェイの路面は濡れて滑りやすくてあまりペースを上げられず。未だに少し地面を蹴って走ってしまっているので地面から足が離れる時に滑ってロスしている感じだった。あとその辺から気になったのはジェルの殻。あちこちに散乱していた。あれを踏んだら滑って転んでいただろう。トレランではゴミのポイ捨て厳禁なのだが、ロードレースではOKなのだろうか?俺はゴミは全部ポケットに入れてゴールまで持っていった。

10kmの計測用マットの上を通過した時のタイムは45分ちょっと。17kmまではキロ4分35秒と決めていたのでいつものオーバーペースに比べてうまくコントロールできていた。間もなく遠くから太鼓の音が聞こえてきた。ハーバーブリッジの手前で日本人を中心としたグループが太鼓の演奏をしていた。日本人としては心地よくて力が湧いてくるような感じになった。そして14kmの手前からハーバーブリッジの登り。1kmで40mくらい上る。3週間前の6耐レース参加で車で通った時にこの橋の登りは難関かなと思ったけど走ってみると大したことなかった。頂上が見える登りは気楽。普段トレランでゴールの分からない山を登ってるのと比べたらかなり楽。この登り1kmのペースは平均4分45秒で若干の遅くなった程度。そして上ったら下る。ただ下りのペースは後から見返してみると4分22秒でかなり遅かった。下りでブレーキをかけずに下ったのに4分20秒も切れないとは。何かこの日の調子を表しているようなペースだった。

そして17kmを過ぎて残りは大きなアップダウンがないフラットなコース。ここから予定通り4分25秒までペースを上げていくぞと思っていたのだが後から結果を見直すと全然スピードが上がっていなかった。この前のハミルトンハーフマラソンよりも20秒も遅いペースで走っていてハーフの距離を超えた後にスピードアップする余力がなかった。連戦の疲れが残っていたのか?4週間経ってスピードが落ちてしまったのか?5km毎の計測ポイントのタイムから平均ペースをみると30kmまではほとんど同じペース。

0-5km:4分32秒

5-10km:4分30秒

10-15km:4分33秒

15-20km:4分33秒

20-25km:4分30秒

25-30km:4分32秒

25km付近でも太鼓を演奏していたグループがいた。ハーバーブリッジで演奏していた人たちと同じグループだろうか?26kmを過ぎたくらいで折り返してきたトップとすれ違った。約8kmの差。俺には永遠にできない絶望的な差のペースだ。折り返し地点までちょっと向かい風だったけど折り返せば追い風に変わるからここは我慢と思っていたけど風向きが変わってしまったのか折り返した後も向かい風だった。

30kmちょっと過ぎで折り返してまず全身Nike女子をとらえて追い越した。その後ネコ耳つけたアジア系女子が走っていて追い越した。追い越した後に周囲の応援に日本語で応えていたので日本人だったらしい。そしてその女子を追い越した後の32km地点で右ポケットに入っているようかんを取り出そうとしたら右のハムストリングスを攣った。が、我慢して走り続けた。止まったらその反動で悪化するというのは感覚的に分かっていた。走り続けていれば少しは伸びて楽になる。ただ思ったよりも回復するのに時間がかかってまともに走れるようになるまで500mくらいはかかっただろう。この攣りの影響で大幅にスピードダウン。30-35kmの平均ペースは4分48秒。

右のハムストリングスの攣りがおさまってこれからペースアップと思ったら36km付近で今度は左のハムストリングスを攣った。またもやかなりのペースダウン。そして37km過ぎで3時間15分のペーサーに抜かれた。大会案内を見た限りでは3時間の次は3時間半のペーサーしかいないはずだったのだが。とりあえずペーサーに抜かれて予定より大幅に遅れていることを知った。せめて3時間15分は達成したかったのでペーサーとの距離は100m以内の差でとどめるように粘った。それでも徐々に差が開いていって35-40kmのペースは4分49秒。左ハム攣りの影響がかなりあった。

ペーサーは2人一組だったのだが40kmを過ぎたあたりでそのうちの一人が止まって俺を待っていてくれた。俺が追いつくとしばらく俺と並走してくれた。その人はその後また止まって俺の後ろのランナーに声をかけて鼓舞していた。そして残り1kmを切ったあたりでペーサーが、残りはたったの2コーナーだ、と言っていたので俺はラストスパート。ペーサーの一人は集団を引っ張っていって、もう一人は止まって後ろのランナーにまだ間に合うぞ、頑張れ的な声をかけていた。俺は最後の2.2kmはキロ4分34秒で前の10kmから大きくペースアップしていた。そしてゴール。3時間15分には少し余裕があるタイムだった。ペーサーは1分弱余裕をもって走っていたのだろう。

ゴールしてまずは水分補給。そしてペーサーのところにいってお礼を言った。ペーサーが止まって俺を待ってくれなければ俺は3時間15分は切れなかっただろう。その後、出口に向かう途中にパワーエイドを1本、完走メダル、バナナをもらった。ドロップバッグを取りに行ったら受付的なものはなくて、地面に全部荷物を広げてあった。一応見張り役的な人はいたけど貴重品はいれておかなくて正解。その後バナナを食べて駐車場に向かう。駐車場は走ってきたコースを戻ったところにあるのでゴールに向かってきているランナーを見ながら帰った。その時は9時半くらいで、普通に動けていたので結構余力を残していたようだ。力を出し切っていたらタイムはどこまで伸ばせただろうか?

 

 

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